科学

真の「科学」とは?―好奇心はわがままなのか?

宇宙とは?となると宗教的考察に説得力があります。それは、唯一信仰を持つ生き物が人間だからです。
歴史を流れる過程で極めて思考的な事柄ですから、地域などでそれぞれ洗練されました。
それが今日の宗教、宗派と考えて差し支えないと思います。

物理学は科学です。科学も「哲学」の一分野でした、とくに科学は「社会科学」や「自然科学」などに細分され、
さらに、「ユークリッド数学」、「トッポロジー数学」、「錬金術」、「占星術」などを経て、現在の科学分野、学問に至っています。
科学は、その目的は「真」、これのみです。そうすれば「哲学」に帰着します。
近代科学、特に「自然科学」の分野には、恣意的に「信仰」を排除せねば前進できませんでした。
一方、「信仰」は人類固有の思考です。
ここまでで、「4つの力」の統一を目指す物理学者の思いを語りましたが、
真にユビキタス(あまねく全て)を知りたいという好奇心が、人類にあるなら、
「信仰(畏れ)」、「自然」、「哲学」を統一した、説得力確かな考えを知りたいものです。
可能であれば教えられて(説かれて)知るのではなく、自覚したいと切に思います。

ここの目的は物理学の勉強ではありません。この数ページでは解説不可能です。
プランク定数やこれを元にディラック定数の説明も加えれば「スピン」の説明も可能でしょうが、
ここでは、「知らないことの整理」が目的でした。

科学

「科学」と一口に言えれば問題ないのですが、真に「科学」を考えたとき、例えば、「電子工学(エレクトロニクス)」や、
「情報工学(コンピュータ・サイエンス)」など、人類に貢献する生産性が重んじられていると考えます。古くはない、
日本の物理学者「寺田寅彦博士」や国学者「柳田国男先生」、文豪「夏目漱石」が言わんとする科学は、
残念ながら「生産活動」の思考的分担としか考えられていらっしゃらなかったようです。
つまり、人の営みに「効率の追求」を施す学問が科学であったようです。

この考えは、現代に至ってもほぼ変わりません。
素材科学を追求することにより、より集積できる半導体プロセッサーが実現しているし、
「祟り」のようなエネルギー確保の問題もこの類(たぐい)の研究から得られています。
つまり、科学に対する意欲の根源は、人間の数少ない本能である「好奇心」であった時代ではなく、
「生産性の追求」、「利便性の追求」にシフトしているように思えます。
「物理学」のなかでも、「電磁理論」につていは、生産性につながっていますが、宇宙を探る、知りたい。
つまり純粋な「好奇心」のみが動機としての科学は廃れそうです。

現代では、物理学の探求を進めるにには、非常にお金がかかります。例えば、この研究に必要な実験装置である。
「加速器」や、検出装置である「スーパーカミオカンデ」などは裕福な国しか用意できません。
しかも、フィードバックは極めて小さい学問です。
好奇心はわがままでしょうか。

放射線

宇宙背景放射は宇宙の力を含め、無「点(0)」から始まった証拠

宇宙の力を統一した説明が可能な理論が存在する。と言う表現は正確ではありません。
「存在しなけければならない。」と言う表現が正確です。それはいかなる理由でそしょうか。
その理論を「超大統一理論」としておきましょう。

以前、私に似た人物が説明していた「宇宙の温度」、「宇宙背景放射」が、「超大統一理論」存在の証拠だったのです。
物理学は完全に後手に回ったのです。この発見以前でも、仮説はありました。「超大統一理論」が存在するかもしれない。でした。
一転、存在せねばならない。となったのです。1940年に仮説的提案(予言)があり、1964年に非常に怪しげな現象が見つかりました。
宿命的に「好奇心」を抑えることのできない人類はその証拠をどうしても知りたくて、
1974年アメリカ合衆国が宇宙背景放射を確かめるためだけの探査機、宇宙背景放射探査機「COBE」を打ち上げてしまいました。
結果はいよいよ濃厚です。こうなってはどうにもならないので、
2番機、ウイルキンソン・マイクロ波異方性探査機「WMAP」を打ち上げました。
あわせて、「ハッブル宇宙望遠鏡」からのデータと照合し、結論しました。「宇宙背景放射(マイクロ放射)は確かに存在する。
その値は、2.725K(ケルビン)」でした。絶対零度より2.725℃温度が高いのです。

この、宇宙にまんべんなく存在するエネルギーは、その源(みなもと)があったということになってしまいます。
「宇宙背景放射」を知っても、宇宙の力の説明は、重力を加味しない「統一理論」があれば問題なかったのです。
ところが、この宇宙背景放射は当初「まんべんなく」と考えていたのですが、そうではなく、「ムラ」があって、
その形状が正確に判ってしまったのです。つまり、宇宙地図が出来上がったのです。
これは、宇宙に天体が存在する理由である「重力相互作用」がもたらした「ムラ」と考えるほかありませんでした。
「統一理論」までは、重力の存在が天体を作った原因であることは理解されていましたが、
重力だけは別の理論で説明することが趨勢でした。当時から「大統一理論」の存在を仮説するグループもありましたが、
証拠がないので進展しませんでした。

放射線

「宇宙のエネルギーのムラ」が「全宇宙に存在する」ことが統一理論に「重力」を加える必要を迫ったのです。
初めからここまででは、「宇宙には4つの力(基本相互作用)があって、宇宙の誕生直後はこの力は一つに集約されていた証拠を、
人類は、掴んでしまったが、現在もそれを説明できる「超大統一理論」の構築に至っていない。」でした。

理論について

宇宙には4つの力を統一して説明できる「超大統一理論」が存在する?

近代量子力学は、その扱う「物?」が素粒子で、大きさはほぼ0です。質量に至っては「0」であるものも扱わねばなりません。
ここまでで説明した「弱い相互作用」は「弱い力」とも呼ばれます。「強い相互作用」も同様です。
この力の存在を知らなかった時代の物理学でも、実情の生活範囲の説明は可能でした。
しかし、天空を見上げると、どうしてもこの物理学では説明できない物が光っています。

現代でも、例えば、ダイエットにしろ、燃費や航続距離、陸上競技時間計測などでは、
いわゆる「ニュートン力学」で十分正確に説明が可能です。この状態、時代の物理学では、
大きさが「0」のモノ同士を衝突させることは不可能です。つまり、素粒子が衝突できないのです。
素粒子は関係し合っています。触れなければ反応がないので、全宇宙あまねく物理現象は起こりません。
このことから、観測によっても「相互作用」が存在することの証明となります。

ところが、相互作用は4種類あることが判ってしまいました。
「雷や磁石」などの「電磁相互作用」から、「りんご落下事件」を経て「重力相互作用」が見つかり、
確認できる相互作用が増えてしまい、「放射性物質の発見」を経て、結局4つに落ち着きました。
ニュートンが説明した質量(重力)、マクスウエルが説明した電磁力には統合した理論が存在しません。
アインシュタインによる説明で重力のみについては解決を見たとしています。

スティーヴン・ワインバーグ博士、シェルドン・グラショウ博士、アブドゥス・サラム博士の3博士により、
「弱い力」と「電磁力」の統一理論構築に成功しました。

ここに「強い力」を加えようと、物理学者は研究努力を続けていますが、いくつかの仮説が考案されてはいるものの、
実現には至っていません。この未解決理論を「大統一理論」としています。
究極的に目指すのは、重力を加えた「超大統一理論(超弦理論)」です。この名前に括弧書きで「超弦」とあるのは、
現在、可能性濃厚な仮説が一人歩きしているためにつけられた名前です。「弦」が否定されていまったら、
「超大統一理論」か、もしくは全く違った名前の理論となるかもしれません。

理論について

そもそも、なぜ「統一」を目指さねばらなないのでしょうか。それは、先に結論を知ってしまったからです。
宇宙の始まりでは「4つの力」が統一されていた動かぬ証拠を見つけてしまったのです。

ここでは、宇宙には4つの力を統一して説明できる超大統一理論が存在する。
次回は、判っている「宇宙」です。

博士と数式

「質量」はエネルギーに変換される~世界で一番美しく危険な方程式

原子核では核同士が非常に強い力で結合してます。正確には、結合ではなく、引き合って、極めて近距離にある状態です。
この力を「強い相互作用」と呼びます。宇宙の4つの力で最も強い力ですが、
この作用がおよぶ範囲(距離)は「弱い相互作用」より広いですが、それでも原子核レベルの範囲です。

この相互作用は、日本初のノーベル賞受賞物理学者「湯川秀樹博士」による「パイ中間子」の研究から人類の理解が始まりました。
この「強い相互作用」と「弱い相互作用」の発見は20世紀になってから見つかった力で、それ以前は、
「電磁相互作用」と「重力相互作用」だけで物理学上の説明が可能と考えられていました。
つまり、太陽をはじめとする天体が自発的に輝いている理由の説明ができなかったのです。ですから、物理学の革命的前進でした。

「強い相互作用」が解放されるときに起こることを紹介します。
ウラニウムなど、非常に重い(原子量が大きい)放射性物質に中性子を衝突させると、
この作用が解放され、二つの元素に分かれます。この時、さらに中性子を放出します。
ところで、この分かれた物質と放出された中性子を集めても元の質量になりません。
実は、核が分裂した時に放出されたのは中性子でけではなく、エネルギーも放出されています。
このエネルギーはどこから来たものかというと、減った質量からのものです。
この減った質量と放出されたエネルギーを示す方程式が「世界で一番美しく危険な方程式」と呼ばれる。
E=MC^2(エーイコールエムシーニジョウ)です。

ドイツ出身アメリカ合衆国亡命のユダヤ人物理学者「アルバート・アインシュタイン(アルベルト・アインシュタイン)博士」が導いた方程式です。
Eはエネルギー(ジュール)、Mは質量(kg)、Cは定数(光速)で3×10^8です。
従って、1kgの物質が消失したときに放出されるエネルギーは90000000000000000Jです。

博士と数式

さて、宇宙空間では、上記の「核分裂反応」が起こっているのではありません。この逆に似た反応です。
「強い相互作用」を用いて二つの原子核を融合し、一つの原子核を得る「核融合反応」が起こっています。
この反応でも、中性子が放出されます。生成された物質の質量は元の二つの物質の質量に足りません。
やはり質量が消失したのでその分がエネルギーとして放出されます。

ここでは、「強い相互作用」は原子核内だけを範囲とする力で元素を別の元素に変換する作用がある。
次回は、力を統合する理論の「基本総合作用の統一」です。

 

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原子

「弱い力」は放射能と関係がある。

物質には「放射性物質」と呼ばれるものがあることは広く知られています。
原子核は一部を除いて、中性子と陽子で構成されています。水素の原子核には中性子はありません。
そのことから、電子を失った「水素イオン」と陽子は同じものです。

「弱い相互作用」という力は、何かと何かの間で反発したり引き合う力とは違って、
中性子が中性子でいられるための相互作用です。この力は非常に弱い力ですが、重力より強い力です。
ただし、重量がおよぶ範囲(距離)は無限ですが、「弱い相互作用」がおよぶ距離は、素粒子レベルの短い範囲です。
この相互作用は「ベータ崩壊」を説明する力です。

放射性物質の原子核も、複数の陽子があって、陽子は陽電気があるため、「電磁相互作用」により反発し合っています。
原子核同士は後で説明する「強い相互作用」で結びついています。中性子には「電気」がないため「電磁相互作用」が働いていません。
このため中性子と陽子のバランスによっては、不安定な原子核が構成されている場合があります。
このような物質が冒頭で示した「放射性物質」です。放射性物質は自ら安定した物質に変化します。
この変化に係る時間を「半減期」などという言葉で表しています。安定した物質になるということは、
別の物質に変化したことになり、元の物質が半分になる時間が半減期です。

この変化を「放射性崩壊」といい、崩壊の仕組みは幾種かあります。「弱い相互作用」で説明できる崩壊である「ベータ崩壊」は、
中性子が陽子に変化する崩壊です。この時、陽子が陽電気となるため陰電気(マイナス電気)である電子を放出します。
同時に「ニュートリノ」も放出します。つまり、ベータ崩壊により「水素イオン」が出現したことになります。

原子

電流は電子の流れですが、電子の放射ではありません。(正確には電子の流れの逆方向を電流と言います。)電子の放射(放出)が
ベータ線という放射線です。

質量にはマイナスはありません。ニュートリノの質量は近年「0ではない」事が確認されました。
つまり、質量はあるのですが、極めて小さな質量です。
したがって、中性子がベータ崩壊したときの陽子と電子を集めてもニュートリノ分の質量が減っています。
ニュートリノは放射されたあと戻すことはできません。つまり、中性子から陽子への変化は起こりますが、逆は存在しない現象です。

ここでは、「弱い相互作用」の効果に「ベータ崩壊」がある。
次回は、「強い」相互作用です。

重力

重力伝達素粒子の「グラビトン」に想定されている特徴とは?

グラビトンは発見されていませんから、「仮説素粒子」です。
しかし、物理学(量子力学、素粒子論)を構築する上で、現在のところでは必要な素粒子です。

グラビトンに想定されている特徴は次のとおりです。
「スピン2」、「質量0」、「電荷0」、寿命無限の「ボーズ粒子」です。
「ボーズ粒子」には「ゲージ粒子」や数年前に「ついに発見!」で騒がれた「ヒッグス粒子」、
古くは、日本初のノーベル物理学賞を受賞された「湯川秀樹」博士が予言しその後確認されている「中間子」などがあります。

一つずつ潰します。
「スピン2」を簡単に(象徴的に)説明すると素粒子の物理量のうちの「自由度」の一つです。
どんどんわけのわからない言葉が増えます。「自由度」というのは、たとえば、一例ですが、
2次方程式の解は正と負の2つあることは中学校の数学で習ったとおりです。
ある2次方程式の解だけについて言えばその解は「正」か「負」のどちらでもいいことになります。
つまり、ここでは自由度が「2」です。

この説明だけでは漠然としていると思いますので、申し少し具体的なことでは、電磁場を考えたとき、
電磁場の回転方向が右回りであろうか、左回りであろうかと言う属性をスピンと言います。
物質や粒子としての実態ではなく、「場」の回転のことです。

「質量0」はグラビトンに質量がないと言う意味です。「電荷0」はグラビトンに電気量がないことを意味しています。
「寿命無限」とは、「時間系」を越えた存在ということとです。簡単に言えば、時間が無関係な素粒子という意味です。
2015年2月の時点でグラビトンは未発見です。観測が極めて難しいのは、質量がないので、反応がないからです。
しかし、望みがありす。「超対称性理論」が成り立てば超対称性パートナーとして「グラビーノ」という粒子を想定できますので、
これを見つければ、グラビトンを間接的に確認したことになるし、同時に「超対称性理論」が成り立つ証拠でもあります。
現在世界中の「加速器」で確認作業が行われています。

重力

グラビトンの仮説的な存在が始まったのは、
アルバート・アインシュタイン博士の「一般相対性理論」から導かれた「重力波」を伝える未知なる素粒子として登場しました。
この時のネーミングが「グラビトン」です。重力波は天体観測で確認されています。

ここでは、量子力学上の仮説の重力伝達粒子「グラビトン」は発見に至っていない。
次回は、「弱い」相互作用です。

リンゴ

「落ちる」重力の正体が一番厄介!?

人も動物も生ま出て、外界を見ることができるようになり、初めて経験、観測する物理現象は、「落下」です。
逆に、落下しないことを見つける事の方が少ないです。しかし、夜になると、月も星も落ちてこないことを知っていました。
地上のあらゆる生き物が体で知っている「重力」。しかしその正体について、実は未だに発見されていないのです。

17世紀から18世紀にかけて活躍した、イングランドの哲学者、
数学者の「アイザック・ニュートン博士」の「りんごの話」は有名です。日本にもりんご果樹園があります。

リンゴ
その果樹園の経営者なら見たことがあるでしょうが、通常、りんごが木から落下することに遭遇することは稀です。
アイザック・ニュートン博士も「月」が落下しない理由を考えていました。

「なぜ月は落ちないのか?」

これを考えながら果樹園を散歩しているとき、目前でりんごが落下しました。希な出来事に遭遇したのです。
その一瞬にアイザック・ニュートン博士は万有引力(重力)を発見した。と言われています。出来すぎた話ですから、
多分作り話でしょうが、とにかく、ニュートン博士は、月が落下しないことに理由が必要ではなく、
万物が「落ちる」ことに理由が必要だと考えたのです。
1687年、アイザック・ニュートン博士は「万有引力の法則」としてまとめ発表しました。
正式名称は「自然哲学の数学的原理(プリンキピア)」です。

従って「重力相互作用」が定形的論文となったのは現在の「基本相互作用」の考えより古い時代です。
どの相互作用にもそれぞれ特徴はあるのですが、重力相互作用は他の3つの相互作用とは違った特異な特徴があります。
それは、常に「引き合う力」しか存在しないことです。実は、kの「重力相互作用」には、もっと甚だしく、
際立った特徴があって、それが物理学者を困らせています。
力を伝える、つまり、力を介在(伝達)する媒体である素粒子の名前だけを見てみましょう。

  • ①「強い相互作用」の伝達素粒子「グルーオン」
  • ②「電磁相互作用」の伝達素粒子「フォトン」
  • ③「弱い相互作用」の伝達素粒子「ウイークボソン」
  • ④「重力相互作用」の伝達素粒子「グラビトン」

 

です。また、「伝達素粒子」のことを、「ゲージ粒子」と呼んでいます。
この中で、重力を伝える素粒子「グラビトン」だけが未発見なのです。
したがって重力の正体は未だわかっていないのです。
しかし、つまり、グラビトン以外のゲージ粒子は観測確認がなされたと言うことです。ゲージ粒子を含め、
素粒子がどのような方法で観測されているのかのご紹介はもう少し後で話しましょう。

ここでは、重力を伝える素粒子「グラビトン」だけ未発見である。
次回は、仮説上の素粒子「グラビトン」と「素粒子の観測」です。

宇宙

「宇宙に、今ある事柄のリスト」から「電磁理論」のお話

宇宙に、今あることを列挙するのは数が少ないので簡単です。

  • ①時間
  • ②空間
  • ③物質
  • ④宇宙背景放射
  • ⑤力

この5つです。ところが、③と⑤はさらに分けられることが時代とともに判ってきました。また、分けられたここの「要素」にも仮説、予言が行われ、実験で実証されているものがありますし、まだ発見に至っていないものもあります。さらに存在を証明されていて、発見が「不可能である」と判っているものもあります。

その、③については「素粒子」といいます。また、「素粒子」は③に含まれないものもあります。
「素粒子」次のような性質のものです。

  • 物質を構成する「元素」を構成する「粒子」
  • 力の媒体
  • 質量を与える
  • 光の進行を妨げていた時期があった。
  • その他、いろいろなこと

「力」を「相互作用」とも呼びます。この相互作用4つを「基本相互作用」と呼びます。これのリストを示します。
力の強い順です。

  • ①「強い相互作用」
  • ②「電磁相互作用」
  • ③「弱い相互作用」
  • ④「重力相互作用」

です。

これらのうち、電磁相互作用と重力相互作用については19世紀には、この作用を示す関数式が導き出されていてそれぞれの説明は終わっていたと考えられていました。

電磁相互作用については、1864年にスコットランドの物理学者「ジェームズ・クラーク・マクスウエル博士」により
「電磁理論」としてまとめられました。マクスウエル博士は論文を「思考実験」で導いています。
電磁波を発射すること、つまり、電波の発射実験を成功させたのは、
1888年のドイツの物理学者「ハインリッヒ・ルドルフ・ヘルツ博士」によるもので、マクスウエル博士没後のことです。
また、近代物理学の発展に貢献する形として、「矛盾の提示」、「問題提示」を行い、これを合理的に説明する思考実験をもって、
将来に繋げる方法を初めて行った物理学者としてマクスウエル博士は功績を残されています。
その一つに1867年に博士が提示した問題「マクスウエルの悪魔」が有名です。
提示後解決に向けいくつかの進展があったように思われましたが、どの説明にも不完全な部分がすぐに見つかり、
結局解決を見たのは100年以上後の1980年でした。

電磁相互作用を見ることは簡単です。磁石が反発や引き合う力と静電気が同様に引き合ったり反発することを日常で観察できます。
この現象を体系的に説明した論文がマクスウエル博士の「電磁理論」であり、マクスウエル方程式です。
ここでのポイントは、電磁相互作用は19世紀に論文がまとまったが、残された謎の解決は1世紀以上要した。
次回は、重力相互作用、落下した「りんご」です。

宇宙

近代的な物理学は「思考実験」という手法が考案されたことにより、急速な発展がありました。
アイザック・ニュートン博士は物理学者ではなく哲学者です。

ゼロとは

無とは?~「何がない」の「何」そのものがない

無とは一体なんなのでしょうか?
「無」の扱いについては、そのテーマが「無」であるので、意味により扱いが違います。
言語としての意味は多面的な解釈はなく、「何もない」「存在しない」と言う他にありませんが、
「哲学」のテーマとしての「無」、「宗教」のテーマとしての「無」、数学が扱う「無(0)」などがあり、それぞれ解釈があります。
物理学は哲学の「自然科学」の分野で数学を用いた証明、実験で確認証明、観察でも確認証明が行われ進歩が続く学問です。

無(0)とは空間的にも時間的にも「特異」な点です。「0」と「0以外」は大きく違います。
「ある」と「ない」の対極的な違いがある特別な点ですから、これを微塵の誤りもなく説明することには骨が折れます。
これを考える方法は、「遡る」、「詰める」、「分ける」の、究極、最終として捉えるやり方があります。
ところが行き詰まります。あと一歩が判りません。現代の物理学の目標はここに集積されています。

ゼロとは

物理学が扱う「無」とはというと、こちらは非常にシンプルです。文字通り何もないことを意味しています。
何もということは、これはあるけれど、これはない。と言うものではありません。全くないのです。
何がないの?と言う疑問への回答は、それがない。と言います。「何がないか」の何を説明できないのです。
ないからです。初めから解答が存在しない「禅問答」のようですが、理解を得るための説明はできます。

それは、「今あるものも全てがない。」これが「何もない」ことの説明です。
そこで、「今あるもの」を不足なく列挙すれば「全ての何」に近づくことができます。
次に、それのリストを示しますが、「足りないもの」があるようです。
幸い、その足りないものは時代とともに見つけ出され数は補われています。しかし、やっぱり何か足りないのです。
それが何かの推測、予言は進んでいます。だから、その予言が正しいかを知るには、
「見つけ出」せば、それの存在の証拠となります。物理学者は概ね二手に分かれてその作業を行っています。
「思考実験」を進める者と「実実験(じつじっけん)」を進める者です。

これも幸い、両者共に成果が確実に上がっています。実験で観察できた「何か」は、すでに予言されている事柄であれば、
それを「実証」できたことになるし、「予言外」の「何か」が見つかれば「発見」です。
また、実証を発見と言うこともあります。

ここでのポイントは、現代物理学は「無」を明らかにすることを目標にしている。
次回は、宇宙の「4つの力」です。

ソクラテス

ソクラテスの有名な言葉「無知の知」って大切だ!

前に非常に私に似た人が、「宇宙の温度」のことを説明していました。
解りやすい解説でしたので私も見習って、「宇宙の力」について、ざっくり説明しょうと考えました。
宇宙には少なくとも4つの力が存在していることが確認されています。
そして、物理学では、「力の種類」については、この4つだけとして結論されています。
この4つの力のそれぞれは、どのような力のことを言うのかも判っています。
ただし、この力の起源等、不明なままのことがあり、世界の物理学者はこれを説明する「超大統一理論」を完成させようと、
日夜努力されています。

このシリーズを最後まで読まれても「4つの力」について理解を得ることはできません。
なぜなら、この力についての判っていない部分は、現在人類が直面している、いくつかの科学上の「謎」の一つだからです。

「知らないことを知る」と言うのは、理解できない事柄を減らせて行く行為ではありません。
知らないと言う事実をに認識するということです。
紀元前の古代ギリシャの哲人「ソクラテス」の「無知の知」が有名な言葉です。
ソクラテスは、自分が無知であることを知っている。と説いています。ソクラテスの実際の著書は存在しません。
その弟子たちが後に伝えています。
無知の知―無知の事実を認識するということは非常に有意義です。
宇宙に果(はて)があるのか、宇宙はいつからあるのか、どうなるのか。
こういった疑問は人が人であるため、古代から、夜空を見上げては考えていたことでした。
今なお、解明されないままのことがあります。一方、判ってきたこともあります。
理解が進むにつれ、謎だったことがらの本質が違ってきた事柄もありますし、また、新たな謎が出現しました。

ここで謎といっているのは、まるで判らないのではなく、結論に至っていないということです。
さて、ここでは、人類が宇宙について判っていないことを整理したいと思います。
つまり、宇宙を理解するための解説ではなく、宇宙のことで判っていることと判っていないことの分別です。
そうすることにより、物理学者ではない私たちが、今後の宇宙について解明されていくことになろう事柄を知れば、
すてきな楽しみになると思うのです。

私に似た人が言うには、宇宙に存在する3K(ケルビン)と言う温度は
宇宙の4つの力に分かれる前に起こった大爆発(ビッグバン)の名残だと言っていました。

ここまでのポイントは、宇宙の謎を解明する前に、何が判らないことかを整理することが大切だ。
次回は、物理学が扱う「無(0)」です。

ソクラテス